【CATIA応用知識】VBAマクロの作成方法まとめ

CATIA V5には作業を効率化するためにVBAマクロが提供されています。マクロは、一言で言えば「手動で行っていた操作をプログラムを使って全自動で行う機能」であり、主にExcelなどのOfficeアプリケーションで広く利用されています。 (※CATIA V6でもVBAマクロは提供されています)

CATIAでは高度な3Dモデリングができる一方で、複雑な操作や手作業が必要になる場面もあります。特に、繰り返しのモデリング作業やルールに基づいた形状変更、画像をキャプチャしての資料作成などは、手作業では非効率になりがちです。こうした単純作業やルーチンワークは、プログラムが最も得意とする領域であり、VBAを活用した自動化によって大幅な効率化が可能です。

VBAは独学でも十分に学習が可能であり、CATIA VBAを習得することは作業の効率向上に非常に有益です。 CATIAを自動化するためにVBAマクロを利用することで、手動で繰り返し行う作業をプログラムによってスムーズに処理でき、時間と労力の削減を図ることができます。
 

 icon-comments  オープンチャット開設 

LINEオープンチャット開設しました!
VBAをはじめCATIAの基本的な操作方法などを匿名で気軽に聞くことができるコミュニティです。このオープンチャットはCATIAユーザー間での情報共有やスキル向上を目的としています。
 

>> オープンチャット「CATIAを学ぶ会@LiCLOG」に参加

基礎知識編

マクロとVBAとは
マクロ作成の下準備
『マクロの記録』の使い方
マクロの実行方法

VBA基本コード

1. Subプロシージャ
2. 変数の宣言と代入
3. メッセージボックスの表示[MsgBox関数]
4. インプットボックスで入力値を取得[InputBox関数]
5. 処理を条件分岐させる[If文]
 

CATIA固有オブジェクト

オブジェクトとコレクション/プロパティとメソッドとは ★重要★
VBEでオブジェクトを取得1 ★重要★
オブジェクトレゾリューションでオブジェクトを調べる
CATIAマクロのヘルプ『CAA V5 Visual Basic help』の使い方 

オブジェクト別詳細ページ

Documentsコレクション     ドキュメントの新規作成/ドキュメントを開く
Documentオブジェクト            ドキュメントの操作(保存、切り替え、閉じる等)
Windowsコレクション         ウィンドウを並べて表示
Windowオブジェクト        ウィンドウの操作(切り替えやサイズの変更等)
Selectionオブジェクト       任意の形状を選択
VisPropertySetオブジェクト  形状の色や透明度を変更
DrawingWeldingオブジェクト        CATDrawingの溶接指示を操作
DrwaingWelding列挙型変数   溶接指示のシンボルまとめ

FileSystemオブジェクト      ファイル/フォルダを作成(CATIA外操作)
Measurableオブジェクト     長さや角度、面積などを測定
 

オブジェクトの種類を調べる[TypeName関数] 上記オブジェクトを調べることのできる関数
CATIA VBAでのサブエレメント(内部要素) サブエレメントのオブジェクトまとめ

 

マクロ作成編

CATIAマクロの備忘録         コードをコピペしてCATIAマクロで何ができるかを確認

空の形状セットを一括で削除するマクロ 簡単なマクロを例にマクロ作成の流れを学習
空のボディーを一括で削除するマクロ 

選択しているオブジェクトを一時保管する方法 SelectionとFor文を使う際のテクニック

CATIA VBAでPowerCopyのインスタンスを作成する方法 VBA × PowerCopy
CATIA VBAでPowerCopyのインスタンスをループ文で一括作成する方法
 

サンプルマクロまとめ (『マクロ案』『お問い合わせ』で頂いたもの)

 

応用知識編

ここではCATIAマクロを他のソフトと連携させたり、マクロでWindows APIを呼び出す方法などのさらに応用的な内容を解説しています。
マクロ初心者の方には少し難しい内容となっていますが、これらを理解することで作成することのできるマクロの幅が一気に広がります。
 

  Excel連携

 

CATDrawingのテーブルをExcelファイルに出力するマクロ

ExcelファイルをCATDrawingのテーブルに出力するマクロ

 
ExcelファイルをCATDrawingのテキストボックスに出力するマクロ
Excelの表から座標を取得し点を作成するマクロ

 

  PowerPoint連携

CATPartの座標系をPowerPointオブジェクトとして作成するマクロ

 

  Python連携

PythonでCATIAを操作する方法 Pythonファイル(.py)でCATIAマクロを作成

 

  Windows APIの利用

 

参考書籍

下記ページではCATIAマクロのオススメ書籍を紹介しています。
本サイトの作成にも参考にしている書籍なのでぜひチェックしてみて下さい。

 

2025年3月21日CATIA, CATIAマクロ, VBA

Posted by Lic