CATPartの座標系をPowerPointオブジェクトとして作成するマクロ|CATIAマクロの作成方法

CATIAを使って仕事をしている人の多くは、CATIAだけでなくOffice系のソフトとあわせて使う機会があると思います。

その中でもCATIAとExcelを連携させたマクロはよく見るのですが、CATIAとPowerPointを連携させたマクロはあまり見かけないような気がします。(CATIAとPowerPointを連携する必要が無いためだと思いますが)

というわけで今回は個人的に欲しかった
「CATPartの座標系をPowerPointオブジェクトとして作成するマクロ」を作成したので簡単に紹介していきます。

PowerPointとCATIAを連携させようとしている方はぜひ参考にしてみて下さい。

※今回はメモ書き程度の内容なのであまり深い説明はしていません。

 

マクロの機能

マクロの機能は至ってシンプルで
「アクティブなCATPartの座標系をPowerPoint上に作成する」というものです。

PowerPointの「矢印」と「テキストボックス」を使って上画像のような座標系を作成し、
最終的にはグールプ化してスライド中心に配置するようになっています。

 icon-wrench マクロの機能まとめ ・アクティブなCATPartの座標系をPowerPoint上で作成する
 (矢印とテキストボックスで作成し最終的にグループ化する)
・PowerPointファイルを複数開いている場合はアクティブのPowerPoint内に作成する
・正面視や側面視などの2軸の座標系にも対応

マクロの機能としてはかなりシンプルなものとなっていますが、処理の内容はかなり長めです。

 

サンプルコード

PowerPointファイルを開いた状態で以下のコードを実行すれば、
マクロ実行時のCATPartの座標系がスライド上に作成されます。
基本的にはコピペで実行可能ですが、場合によってはうまく作動しない可能性もあります。
(PowerPointマクロのコードはあまり書く機会がないのでエラーが出るとすれば恐らくPowerPoint部)

※Excel同様、PowerPointライブラリを読み込ませる必要があります。
 詳しくは「CATIAマクロでPowerPointを操作する方法」を参照ください。

 
※今回はコードが非常に長いため、コード解説は割愛します。
コード内にコメントで簡単な説明を記しておくので参考にしてください。

― 参考サイト ―

絶対座標系基準の座標をローカル座標系基準の座標に変換
Forums : Measure from Axis System – COE
 
グループ化した座標系をスライド中心に配置する

選択されたShapeをスライドの中央・中心に配置するパワポマクロ|インストラクターのネタ帳

 

まとめ

今回はCATIAとPowerPointを連携したサンプルマクロの紹介内容でした。

あまり需要もないと思うのでメモ書き程度の内容となっています。
もし「詳しくコード内容を教えてほしい」という方がいましたら「お問い合わせ」からご連絡ください。

目次へ戻る
 

icon-book CATIAマクロを本気で勉強するなら

2022年7月28日CATIA, CATIAマクロ

Posted by Lic