単品部品/ASSY部品とは|0から学ぶCATIA V5
このページでは『単品部品』と『ASSY(アッシー)部品』について解説していきます。
これらの用語はCATIAの操作に直接関係する内容ではないので、学習の目次には入れていません。ただCATIAの使い方を説明する上で今後ちょくちょく出てくる言葉なのでわからない方はここで理解しておいて下さい。
すでにこれらが何かを知っていたり、CATIAの説明に影響がないレベルまで理解できた場合はこのページは読み飛ばしてもらっても構いません。
このページでは以下の内容が学べます。
単品部品とは何か
ASSY部品とは何か
ASSY部品の構成はどのように決まるのか
だが、CATIAを使うのであればある程度は押さえておく必要のある内容だ
単品部品とASSY部品
CATIAで設計する製品の多くはいくつもの部品があつまって作られています。
それらの部品は『単品部品』『ASSY部品』のどちらかに分類することができます。
たとえばLEGOブロックの”ミニフィグ”を例にして部品についてみていきましょう。
上の画像の①が完成系、つまりは「製品」とします。
この製品は②③④の3部品から構成されています。
このとき②と④はこれ以上分解することのできない単体の部品です。
このようなこれ以上分解することのできない部品のことを『単品部品』といいます。
(LEGOブロックの脚パーツは複数の部品でできていますが、通常分解することはできないのでここでは単品部品として扱っています。)
対して③の部品はいくつかの部品に分解することのできる部品です。
このような複数の部品が集まってできている部品のことを『ASSY部品』といいます。
まとめると上の画像の部品はそれぞれ以下のように分類することができます。
① = 『製品』
②④⑥⑧⑨⑩⑪ = 『単品部品』
③⑤⑦ = 『ASSY部品』
ASSY部品の構成について
上のミニフィグの例では腕のパーツをASSY部品としていましたが、腕パーツをASSY部品化せずに構成すべてを単品部品として考えることもできます。
じつは先ほどの例の構成も、この構成もどちらも間違いではありません。
ASSY部品の構成は、実際の組み立ての工程やコストなどを考慮して決められていくため、どの構成が良いのかは状況や場合によって変わってきます。
そのためASSY部品の構成は各企業によって違いますし、同じ企業内でも部品によっては違ってくる場合もあります。
まとめ
今回の内容をまとめると以下の通りです。
これ以上分解することのできない部品を『単品部品』という
複数の部品で構成されている1つの大きな部品を『ASSY部品』という
ASSY部品の構成の考え方は企業によって違う